02. <生なれずし>の登場◆ごはんも食べたい…その願いがかなった、室町時代の<生なれずし>保存食であった<なれずし>が、今のようにご飯も一緒に食べる形になったのは、室町時代といわれます。<なれずし>よりも簡単に作って食べようとする<生なれずし>の誕生です。ごはんと塩漬けの魚で発酵させるのは、同じですが、<なれずし>が約3ヶ月~1年の発酵期間をおくのに対し、<生なれずし>は約2週間~1ヶ月ほど。完全に熟成させないので、魚はまだ生っぽさが残っていますが、ご飯にはほどよく酸味が出て食べられます。貴重品だったご飯を捨てることなく魚と一緒に食べるようになったのです。02Aug2019お寿司のルーツ